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ブログ更新3372回目。
2024問題への対応が目前となりました。
この問題の難所は、労働時間をしながらもドライバー職の報酬を維持することを
両立しなければいけない点ですが、これまで経験したことがない業界横断的な
人手不足への対応も同時にしなければいけないところがこの問題を複雑にしています。
改めて、物流業界で人手不足を解消するために必要なことをまとめてみました。
1:労働環境の改善
まず最初に頭に浮かぶのは、既存の働き手の離脱を防ぎ定着を図る取り組みです。
物流業界の労働環境は他業界に比較して厳しいと言われており、これが人手不足の
一因と言われています。
具体的には、労働条件の改善や待遇の改善、福利厚生の充実など、働きやすい
環境づくりを進めることです。
ここ数年で福利厚生面の充実や労働時間の短縮は確実に進んでいますが、
大手事業者がブラックな業務を中小物流企業に委託する動きを改めれば
大きく改善が進むと考えられます。
2:技能習得の支援
物流業界は専門知識や高い技能が求められることが多く、未経験者が入りにくい
傾向にあります。
しかし、高齢化を背景に経験者の数は年々減る一方ですから、未経験者の採用は
避けては通れません。
業界に興味を持つ若者や転職希望者に対して、適切なプログラムによる研修の提供や、
OJTの充実など技能習得の支援について改善が必要です。
この辺は大手企業は充実していることが多いのですが、中小物流企業においては
研修制度が十分でなく、早期に独り立ちをさせたいという意向も働くために
時間的にも不十分な対応になっていることが多いと考えられます。
今後は、時間に余裕を持たせた中で、外部機関との連携を含めて、明るく楽しく
わかりやすい研修システムの構築が必要になります。
3:デジタル技術の導入
とはいえ、業界全体としてみると社員数の維持はなかなか難しい課題です。
それを補う策として考えられるのは、IT技術や自動運転技術などの最新技術の
導入による業務の効率化や作業負荷の軽減です。
自動化やロボット技術などの導入も含めて、ヒトがしなければいけない仕事だけを
人が担当すること、人がやらなければいけない仕事を極力減らすことに挑戦する
ことは不可欠になります。
弊社もRPAやAIナビゲーション、AIドラレコなどの導入やテストを進めていますが、
こういった投資はこの業界の参入条件になっていくと考えられます。
4:多様な雇用形態の導入
これまで男性社会と言われた物流業界ですが、最近はダイバシティ経営が当然と
考えられる世の中になって女性が活躍する企業も多くなってきました。
男性の物流業界経験者という限られた枠にこだわらず、まさに多様性を
意識した採用戦略が不可欠になります。
正社員にこだわらずにアルバイトやパートタイマー、派遣社員など、様々な
雇用形態を取り入れるためには、仕事に合わせた人の採用ではなく、採用できる
働き手に合わせた仕事の設定や配分を考えることが必要になります。
5:優秀な管理職の育成と配置
実は、離職の原因の大多数は人間関係と言われています。
その背景にあるのは、現場リーダーや管理職のスキルの低さです。
「物流スキルの高さ=リーダーとしての能力の高さ」と言う考え方が
間違っていることをそろそろこの業界も気づかなければいけません。
現場の仕事を熟知していることはもちろん、高い人間性をベースに部下の
立場になって考えられる能力など人を動かす能力を備えたリーダーを
育成・配置することがとても大事になります。
物流業界の肝は人材マネジメントです。
実は営業マーケティングや採用マーケティングよりも大切な
センターピンと言えるものだと思います。
このような課題解決方法を複合的に取り入れることが
求められていくのでしょう。
ハードルは高いですが、でも1つ1つできることに
取り組んでいけば必ず道は拓けると思っています。
この5つの改善にひたむきに取り組んでいきます。
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