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ブログ更新4241回目。

フランスのスーパー数百店舗で、冷蔵・冷凍設備を狙った
サイバー攻撃が発生したというニュースを目にしました。
https://www.itmedia.co.jp/news/article/2610/13/2000002201/?utm_source=dlvr.it&utm_medium
設備の温度が最高50度まで上昇し、大量の食品が廃棄されたそうです。
一体、何のためにこんなことをするのか。
食品物流に携わる者として、驚きとともに憤りを感じました。
まさか、こんなところまで狙われるとは……というのが素直な感想です。
サイバー攻撃と聞くと、個人情報の流出や、受発注システムの停止を
思い浮かべます。
しかし今回は、食品を適切な温度で保管する設備そのものが
標的になりました。
報道では、霜取り機能が不正に操作されたとされています。
食品は、人が生きていくために欠かせません。
それだけでなく、おいしいものを食べる楽しみや、家族で食卓を囲む
喜びにもつながっています。
その日常を支えているのが、冷蔵・冷凍の温度を保ちながら
食品を届けるコールドチェーンです。
生産者やメーカーが大切につくった食品を、品質を損なわずに届ける。
途中で傷ませることなく、廃棄を減らす。
私たちの倉庫やトラックには、そうした役割があります。
でも、温度管理が一度崩れてしまえば、それまで多くの人が
積み重ねてきた努力が、短時間で失われてしまいます。
設備を復旧できても、傷んだ食品は元には戻りません。
食料の多くを海外に頼る日本にとって、確保した食品を無駄にせず
届けることは重要です。
もし同じような被害が広い範囲で起きれば、一企業の損失では
済まない事態も考えられます。
食品が一気に大量に廃棄されることになりますし、そ
れを再調達するとなれば時間も労力もコストもかかる。
何より一次生産品は短時間に育てることができないので
調達そのものができない可能性もあります。
今回のニュースを、海外で起きた特殊な事件として終わらせては
いけないと思います。
自社の冷蔵設備は、どこから遠隔操作できるのか。
保守会社との間で、管理の責任は明確になっているか。
夜間に温度異常が起きたら、誰が気づき、どう動くのか。
別の保管先や輸送手段を確保できるか。
荷主企業と一緒に、確認しておくべきことがありそうです。
便利になった分だけ、これまで想像していなかったリスクも生まれます。
私自身も、事故や故障、停電への備えに意識が向き、設備が外部から
操作される事態まで十分に考えられていただろうかと反省しました。
まさか、で済ませず、自分たちの仕事に置き換えて考える。
食を届ける責任を果たすために、守り方も見直していく必要がありそうです。
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