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ブログ更新4171回目。

先日、ほぼ同じタイミングで、2つの会社から食品スーパー向け
店舗配送業務の相談をいただきました。
業態も似ている。
配送エリアも北関東。
冷凍・冷蔵仕様の4トン車で店舗へ商品を供給する仕事。
求められる物流機能もほぼ同じ。
表面的に見れば、どちらも魅力的な案件でした。
しかし、私たちは一方を前向きに受託し、もう一方はお断りする
判断をしました。
今日は、その理由について少し正直に書いてみたいと思います。
物流業界はいま、人手不足と労働時間規制の影響により、
運びたくても運べない時代に入りつつあります。
特に食品物流は、365日止められない社会インフラです。
これまでのように、安い会社を探せば誰かが運んでくれるという
考え方だけでは、持続可能な物流は成り立たなくなっています。
だからこそ私たちは、お取引先を選ぶ際に、運賃や
稼働時間だけではないある基準を大切にしています。
それは何か。
社風が合うかどうかです。
もう少し具体的に言えば、
お互いをリスペクトしながら、一緒に成長できる会社か?
ということです。
物流企業の規模によって態度を変えないか。
交渉力が弱い会社に無理を押し付けないか。
現場で働くドライバーや庫内スタッフを大切にしているか。
困った時に乗り越える方法を一緒に考えられるか。
私たちは、こうした部分を非常に重視しています。
なぜなら、食品物流は机上の契約だけでは回らないからです。
現場では、天候不順、渋滞、欠員、物量増減など、
毎日何かが起こります。
その時に、
「やらないと他社に切り替えるぞ」
だとか
「無理でも何とかしろ」
という関係であるよりも、
「現場は大丈夫ですか?」
「一緒に改善策を考えましょう」
と言い合える関係のほうが物流品質は大きく改善します。
今回お断りした企業様は、決して小さな会社ではありません。
ただ、日頃から社風が弊社とは合わないと感じることが多く、
現場の評判も決して良いものではありませんでした。
もちろん、外から見える情報だけで全てを判断できるわけでは
ありませんが、長くこの業界にいると、現場を大事にする
会社かどうかは不思議と伝わってくるものです。
直感が教えてくれる何か、です。
もし、相手の弱みに付け込み、運賃を叩くことで成長してきた
としたら、短期的には利益が出るし、やり手の経営者として
評価されるのかもしれません。
しかし、そのやり方は長く続かない。
なぜなら、信用が無くなるからです。
実際に、お断りしたその企業は今、実運送を担うパートナー企業
探しに苦労しているという話も耳にしました。
物流会社が次々と撤退してしまうそうです。
理由はシンプルで、一緒に仕事をしたくないと思われて
しまったからでしょう。
私は昔から、
”おてんとうさまは見ている”と思っています。
人を大切にしない会社。
現場を犠牲にして利益だけを追う会社。
弱い立場に付け込む会社。
そういうやり方は、いつか必ず自分たちに返ってくる。
これは相手企業への批判ではなく、むしろ自分たちへの戒めです。
茨城乳配も、荷主企業様や協力会社様に対して、
同じことをしてしまえば、いつか信用を失います。
だからこそ、私たちは大切にしている言葉があります。
それが、企業離縁である、
”性格の良い会社を創って社会に貢献する”
規模が大きいから取引する。
上場企業だから安心。
そういう判断ではなく、この会社となら、お互いを尊重しながら
未来をつくれるか、を大切にしたい。
そして、お取引させていただくと決めた企業様とは、
単なる委託先・受託先ではなく、お互いがリスペクトできる
パートナーとして、一緒に成長していきたいと思っています。
物流が厳しい時代だからこそ、最後に残るのは
信頼関係なのかもしれません。

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